知らない人のほうが少ないであろうジョージ・ルーカス(1944年5月14日~)。
学生時代の1960年代に、制作した短編映画「電子的迷宮/THX 1138 4EB」で注目を浴びた。
初めての長編作品「THX1138」が1970年だったから監督歴としては40年程になるが、以外にも彼の監督作品は6本と少ない。
ジョージ・ルーカスは、監督よりも制作にクレジットされることが多い。
監督として一流であることは誰もが認めるところだが、制作環境に関する貢献度は多大な物がある。
彼の起こした「THXプログラム」による映像編集、音響システム、上映システムの改革は有名である。
ハリウッドなどメジャーの枠にはめられることなく映画制作をするためにジョージ・ルーカス自身の映画制作会社「ルーカスフィルム」を創立する。
また、あの「スター・ウォーズ」制作のためにSFXスタジオILMを立ち上げるなど、映画に関する新技術に対しての投資を惜しまない。
世界的に大ヒットし、カルト的なファンを持つ「スター・ウォーズ」シリーズを作りながら映画の賞には無縁の監督。
ジョージ・ルーカスの演技指導はスタッフに耳打ちして役者に伝える程、かなりシャイな性格の持ち主。
また、ジョージ・ルーカスの会社の社則には「ルーカス氏にサインを求めたらクビ」「ルーカス氏と5秒以上目を合わせたら石になれ」等の変な規則があるらしい。
日本を代表する黒澤明監督を尊敬し、フランシス・フォード・コッポラ、スティーブン・スピルバーグらとの関係も深い物がある。
| THX1138(1970) (THX1138) |
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| アメリカン・グラフィティ(1973) (American Graffiti) |
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| スター・ウォーズ(1977) (Star Wars Episode 4: A New Hope) |
スター・ウォーズシリーズ1作目 |
| スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999) (Star Wars Episode 1: The Phantom Menace) |
スター・ウォーズシリーズ4作目 |
| スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002) (Star Wars Episode 2: Attack of the Clones) |
スター・ウォーズシリーズ5作目 |
| スター・ウォーズ エピソード3/シスの復習(2005) (Star Wars Episode 3: Revenge of the sith) |
スター・ウォーズシリーズ6作目 |
ジョージ・ルーカスは、皮肉にも得意とするSFジャンルの作品、「THX1183」の失敗によって生まれた、大衆娯楽作品「アメリカン・グラフィティ」で、監督として注目を浴びる。
「アメリカン・グラフィティ」は、ジョージ・ルーカスの学生時代の経験を素に制作した1960年代の高校生達の青春ドラマ映画で、後に似たようなテーマの作品が作られるほどの名作と言っていい。
当時、俳優としては無名で、ジョージ・ルーカスが副社長をしていたフランシス・フォード・コッポラの会社、アメリカン・ゾエトロープ社で大工をやっていたハリソン・フォードを、「アメリカン・グラフィティ」で起用したのは有名な話。
やはりジョージ・ルーカスと言えば「スター・ウォーズ」抜きでは語れない。
SF作品としてのみならず大ヒットした「スター・ウォーズ」は、脚本を書いたジョージ・ルーカスでさえここまで成功するとは思っていなかったようだ。
SF映画でありながらストーリーがしっかりしていて、SF映画が嫌いな人でも楽しめる作品。
意外にもスター・ウォーズシリーズでジョージ・ルーカスがメガフォンを撮ったのは1作目の「スター・ウォーズ エピソード4」、4作目の「スター・ウォーズ
エピソード1/ファントム・メナス」、5作目「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」、6作目「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復習」の4作品。
2作目の「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 」と、3作目の「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」は、監督は他に任せジョージ・ルーカス自身は制作総指揮になっている。
ちなみに、ジェダイは日本の侍のようなキャラクターを持っているが、ジョージ・ルーカスが日本の時代劇に影響を受けていて、特に彼がリスペクトする黒澤明監督の作品に影響を受けているのは、本人も認めるところである。
それはさておき、「スター・ウォーズ」6作品を観る順番だが、「スター・ウォーズ」を観ていない方は制作の古い順、1作目の「スター・ウォーズ エピソード4」から観たほうが楽しめる。
一見、ストーリーを考えるとエピソード1から観た方が良さそうだが、旧3部作から観ることで新しい3部作も楽しめるし、旧3部作の理解も深まるようになっている。
それだけでなく新3部作はSFXの技術が格段に進歩していることも挙げられる。
旧3部作も新技術でリマスターされてはいるが、やはり20年の歳月の差は大きい。
しかし、あくまでも「スター・ウォーズ」同士を比べての話で、それぞれのエピソードは完成度が高く「スター・ウォーズ」抜きでSF映画は語れない。



